HAPPY BERRY

うみのDIARY

日々思ったこととか

「教室に並んだ背表紙」

6人の女子中学生のオムニバス。共通点は「図書室」。
残念ながらちゃんと全部読めなかった……

けど、女性作者にしか書けないリアルな女子中学生の心情が見どころ。
特にいじめのドロドロ、陰湿さなんかが「ああー覚えがある」という感じ。己の記憶がよみがえってなんとも言えない気分になる。

リアルといえば、地の文が。
一人称なんだけど、「あたしは~」「そんなの~~じゃん!!」のように、女子中学生特有?のイキった地の文が多く、「アタシ女」が大嫌いな私にはちょっと辛かった。
物語文といえば一人称物語が多いんだろうか……。最近読んでいる中高生向けの物語文、ほぼほぼ一人称。

そして「夢女」が出てくるところが今風だなと思った。
二次元のキャラに恋をしてしまうという……いや、まあ、昔からあったんだろうけど、わざわざそういう存在が小説に書かれることって無かった気がして。
昔はそういうのを同好の士以外には気取られないようにしていたと思うんだよ。
オタクも認知度が上がって市民権を得たんだなあと別の方面から感心してしまった。

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「アゲイン」
こども食堂がテーマのほうのアゲイン。(漫才がテーマのほうの「アゲイン」もある)

「おいしくて泣くとき」が中学生向け、こっちが小学生向け。
小学生にはこっちのほうが共感できるだろうが、大人が読むものでは無いかなという感じ……
ただ、コロナ禍で飲食店がどんどん潰れていき、それによって仕事を失った人が大勢いるというのは事実だし。こども食堂の需要も高まったというニュースも見たし。
関係ない人にはずっと関係ないけど、いつ何時自分や隣の人がそういう立場になるかわからないので、こども食堂をはじめ貧困に対する取り組みについて、小学生のうちに知っておいた方が良いだろうと思う。
大人としては、なるべくそういう苦労を子供にさせないように、やるべきことを頑張ってやらせていただくという決意を新たにするのでした……


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「クレヨン王国の花ウサギ」

旅行中に子供に読んで聞かせていた。
自分が子供のころに大好きで、花ウサギ(耳がでかくて耳で空を飛ぶウサギ)の絵なんかをよく描いていたし、
徐々に池が干上がりじわじわと死に向かう魚の気持を思っておびえたりもしたのだけど。
ラストのほう、あんまり記憶にないなあ、ハッピーエンドなはずだが……?
と思っていたら、そもそもきちんとラストまで書かれていなかった。
当然のようにハッピーエンドになり、子供たちは生還し、価値観が変わり、環境保護の声も大きくなるんだろうなと予想されるが。
当然のことなので書く必要は無く、好きに想像してくださいということなんだろうか。

#読書

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